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2022.10.18

ifLinkオープンコミュニティの活動で小学生の子供たちとのIoT体験授業をサポートしてきました

  • ifLinkオープンコミュニティの活動で小学生の子供たちとのIoT体験授業をサポートしてきました

こんにちは!UIUXデザイナーの新谷です。
先日、小学校にてIoTの体験授業をサポートするという貴重な時間を過ごしたので、少し紹介させていただきます。

2022年9月29日、弊社が参加している「ifLinkオープンコミュニティ」の活動の一つとしておこなわれているifLink体験授業に帯同させていただきました。
今回は小学校4年生の生徒、約120人に向けての授業で、約30人で4クラスで構成された生徒たちに体験していただきました。弊社はその子供たちが円滑に授業が進められるようにサポートしたり、その様子を写真や動画で撮影を行いました。

ifLinkオープンコミュニティについて

ifLinkオープンコミュニティは、さまざまな企業・団体に所属する人々がその垣根を超えてオープンに交流しながら「誰もがカンタンにIoTを使える世界」を実現するためのコミュニティです。
「開発コミュニティ」と「共創コミュニティ」の2つの活動を軸に、共創イベントやコミュニティサイトを通じてメンバーが集まってアイデア発想などを行います。

出典元:新しいユーザー体験を作ろう!ifLinkオープンコミュニティより抜粋

 

体験授業ではなにをするのか

IoTのアイデアを発想するフレームワーク「ifLinkオオギリ」を使って、自らの困りごと、その解決策を考えることでプログラミング的思考を養い、発展させ教育やイノベーション人材育成に繋げていく活動です。

どのような仕組みか

If(もしも)とThen(その時)の思考を用いて、「If」何かキッカケや課題に対して、「Then」何かアクションする、またはなにかが起こるを考えて定義していきます。

例えば上記のような仕組みはすでにありますが、暗くなることでセンサーが働き電灯がつき、暗いところが自動的に照らされ灯りを確保することができます。こういったケースを参考に自由に発想、発散してもらいます。

当日の様子はこんな感じ


授業の空き時間に、プロジェクターやスピーカー、Zoomなど準備を進めました。
 

まずは担任の先生方にも協力していただき今回の大まかな概要や、取り組む姿勢などをお話いただき体験授業がスタート。
 

冒頭では日本が近年、国際競争力が落ちてイノベーションが少ない、あまり生まれていないことなどを簡単に説明するところから始めました。
 

生徒からは随時質問や、回答を求められた時は積極的に発信してくれました。これは講師側としてはとても反応があって嬉しいことです。
 

なんかめちゃめちゃ見守っていますね。
 

オオギリシートが配られ、付箋で「If」と「Then」を考えていきます。
 

ifLinkオオギリタイムスタート。
 

スラスラと書き続ける生徒もいれば、友達と相談しながら深く考え込む生徒もいます。ただ大人が思いつきそうにない視点からの困りごとやキッカケ、解決方法へのアクションなどがとても柔軟で面白いです。
 

先生たちはアイデア出しのサポートをさりげなく行ったり、生徒をうまく促したりしていてとても勉強になりました。
 

グループよって差はありますが、たくさんのアイデアが出されました。
 


その中から代表的な一つを決め、自らで発表してもらいます。
 

各クラス真剣に聞き入ってる様子が印象的。
 

生徒たちに発表に対するフィードバックをもとめると、たくさんの意見や展開が返ってきます。
 

中でも個人的に感心させられたのは、ある生徒が虫が嫌いだから(If)、虫が部屋に入ってきたらその瞬間に虫を窓から殺虫剤や何らかの方法で退治する(Then)というオオギリを発表しました。それに関して、他の生徒のフィードバックした意見の中で、虫が来たことが分かりやすように窓枠が光るなど、お知らせ機能を付けるとより良いかも知れないという「見える化」した方が良いという意見がとても印象に残りました。
 

最後は今ここでみなさんに体験してもらった「オオギリ」は、身近にある「If」と「Then」の組み合わせを用いることで、プログラミング的思考に繋がることだとお伝えして、今回の体験授業を終了しました。
 

体験授業が終わった後、なんか人気者になってたHさん。
 

 

まとめ

体験授業後は、先生や生徒からのフィードバックをたくさんいただきました。課題などもたくさん出ましたが、学校側、先生たちの事前の準備や協力もありスムーズに進行したのではないでしょうか。

生徒たちから困りごとやキッカケとなるアイデア出しの難しさや、それをどうアウトプットしやすくサポートするかなど、とても本質の見えた授業でもありました。印象的だったのは大人側が考えない角度で発想するエネルギーに関心させられましたし、わたしたち大人ももう少し自由に頭を柔らかくして物事を捉えても良いのでは?とフッと考えさせられる一日となりました。


最後は今回担当したifLink講師たちのifLinkポーズ(知らなかった)にて締めたいと思います。ありがとうございました!!

 

ifLinkサービスについて

ifLinkは様々なIoT機器やWebサービスをモジュール化することで、ユーザーが自由に組み合わせて便利なしくみを簡単に実現することができるIoTプラットフォームです。
機器を動作させるのにプログラムは必要ありません。アプリで誰でも簡単に、IFとTHENのルール(レシピ)を設定できます。メーカー、業界を横断して、さまざまな機器やサービスとの連携が可能です。

出典元:新しいユーザー体験を作ろう!ifLinkオープンコミュニティより抜粋

東芝デジタルソリューションズさまのホームページからもifLinkについてご覧いただけます。

 

共創するためのアイデア発想やサービス開発

弊社の体温検知サービス『ThermoDetector』をはじめ、IoTスマートロック『SMALO』は、ifLinkと連携することで目的に適したプラットフォームを形成することができ、IoTにおける様々な可能性と課題解決へと繋げることができます。
また、「ifLink Open Community Festival 2020 Summer」や部活動、コミュニティに積極的に参加し、ビジネス創出の機会拡大に貢献するアイデアやサービスを今後も提供していきたいと考えています。

 

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