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2021.09.10

イラストや漫画を活用したSNS広告マーケティング施策の効果について

  • イラストや漫画を活用したSNS広告マーケティング施策の効果について

イラストを使ったマーケティングとは?

「イラスト」は人の心に伝えるための力がある

WebサイトやSNSなどで、商品やサービス紹介を行う際に写真や動画を活用します。写真は一目で内容を理解し、想像を促すための重要なツールです。詳細で丁寧な文章よりも、写真や動画から伝わるインパクトはとても大きいです。

そして写真とは別に「イラスト」も、人の心に伝えるための力を持っています。イラストや挿絵は、企業が行うマーケティング活動の一つとして、幅広い媒体でブランドや商品価値の向上、認知拡大など、ブランディングするために活用されています。

イラストを用いることで、描くタッチや表現のニュアンスを商品やサービス、ブランドに合わせ、ユーザーに親しみやすさ、購買欲など促進するための有効的なツールとなります。

 

イラストマーケティングの活用とメリット

イラストによるビジュアルインパクト

スマートフォンの普及によって、日々簡単に多くの情報量を受け取れるようになりました。その膨大な情報量の中で、心に訴えかけるインパクトはとても重要です。

1.話題化・拡散されやすい

イラスト、漫画は文章よりも感情、感覚的に親しみやすさを生みやすいです(もちろん作品の質に左右されますが)。TwitterなどSNSでは多くの漫画やイラストがフォーカスされ、共感を生み、商品、サービスの拡散に繋がるケースが多くみられます。

2.先入観を避け拒否感を回避

写真の場合、被写体に対する先入観が広告の印象に良い意味でも悪い意味でも影響を与えてしまいます。一方イラストを用いることで、親しみやすさを与え、自然に情報を伝えることができ、マイナスの感情の抑制に効果を発揮します。

3.情報伝達量が多い

瞬時に伝達できる情報量が文字よりも多く、イラストの様々な表現方法で、リアルな写真よりも情報をシンプルに表現するため、わかりやすく短時間で多くのことが伝わります。

4.エンゲージメントが高い

イラストはコンテンツそのものがフォーカスされやすく、歓楽的、好意的な感情で気軽に拡散されることが多く、高いエンゲージメントが生まれやすいです。弊社のSNSでもイラストや漫画はエンゲージメントが倍以上に増えたり、コメントやDMをいただけることが多くなります。

商品やサービス、ブランドにあるストーリーをターゲットに伝えられることは、更にブランド価値を高めることに繋がります。イラストにはそういったビジュアルインパクトマーケティングで重要なストーリーを示し、またはゴールまでを伝えられる力があります。

SNSによる人気イラスト・漫画インフルエンサーの影響力

現在、InstagramやTwitterなどSNS上で大きな影響力を持つ人気漫画・イラスト系インフルエンサーの方々がたくさん活躍されています。

インフルエンサーが商品やサービスを宣伝することで消費者、ユーザーへの購買意欲を促し認知度を高めることに繋がります。また本来のターゲットとは別にもともとクリエイターの活動に興味があり支持しているフォロワーに大きな関心や共感を持ってもらうキッカケにもなります。

漫画やイラストはコンテンツそのものに注意が向き、好意的な感情で拡散されることが多いことからPR投稿としても高いエンゲージメントが生まれます。

イメージとのギャップを効果的に活用する

様々なハイブランドもイラストを効果的に取り入れることで、商品の写真だけでは伝わりきらないイメージや想いを表現することで、多くの支持を集めたりしています。
最近だと「GUCCI(グッチ)×ドラえもん」や「ロエベ」と『となりのトトロ』がコラボレーションしたコレクションなどはかなり話題となりました。

広告とは少し異なりますが、イラストや漫画とコラボレートすることで、従来のブランドイメージとは異なるギャップをうまく取り入れたマーケティング施策の一つとも言えるのではないでしょうか。結果、高い広告効果も期待できます。

 

デメリットも考えられる!?

プロダクト・ブランドイメージに合わないケースがある

イラストや漫画には「親しみやすさ」や「ポップさ」というイメージがあるため、それらと相反するイメージを持つブランドやターゲット層には合わないケースがあります。広告やPRの打ち出し方により、相性や向き不向きがあるためブランディング含め施策前にそのギャップを検討する必要があります。

長い納期が掛かるケースもある

イラストや漫画を使いマーケティングを実施する場合は、プロダクトやサービスのテーマに沿ってストーリーを組み立て、キャラ作成、ページ数やコマ数にもよりますが、通常の広告と比較すると納品まで時間が掛かるケースがあります。(※案件内容や個人差が大きいと思われますが)
実施を検討している場合には余裕をもったスケジュール管理で進行することが必要となります。

情報量が少なくなるケース

例えばストーリー立てられたPR漫画のケースで、同じスペースに文字情報でアピールする場合と、漫画を掲載する場合とを比較すると情報量が文字だけよりも少なくなります。
そのため、細かな詳細を伝えることには向いていませんが、視認性の高さや注視されることで、テーマに対するストーリーを文字情報よりも認知しやすくイメージ伝えることができます。テーマを絞った上で発信することで効果的なPRとなります。

 

まとめ

SNSや広告マーケティングにイラストや漫画を活用した場合の特徴を紹介しました。各種SNSで頻繁に目にする機会が増えてきているPR手法であり、幅広くプロダクトやサービスを選ばずに活用できるマーケティング手法です。

最近では、イラスト系インフルエンサーとのマッチングから広告を代行するサービスもあります。動画や様々な広告媒体がある中で、プロダクトやサービスと相性のよいイラストレーター、漫画家を起用し、自社のプロダクトやサービス、PRするためにイラストや漫画を取り入れてみるのも一つの手段ではないでしょうか。

弊社でもイラスト制作から、Instagramのストーリーズを使用した広告、Youtubeでの動画PRなど各種SNSを使用した広告制作、マーケティングを行なっています。お気軽にご相談いただければと思います。

以上、しんたにでした!

 

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※7月13日更新

 

新谷 友樹

  • 担当デザイナー
  • 大手印刷会社で8年間DTPデザイン・ディレクター、イラストレーターを経験し、現在は株式会社Cosmowayの『factory4 』クリエイティブ部門でグラフィック、UIUXデザイナーとしてWEBデザイン、アプリ開発、動画制作などさまざまなプロジェクトに携わっています。
    2020年より、Adobe Illustrator、Photoshopなどの講師をスタート。趣味はコーヒー、ファッション、イラスト、フィルムカメラ。

    受賞歴

    2016年にTHE FASHION HACK TOKYOとGoogleの新プロジェクトAndroid Experiments OBJECTの共同アイデアソンにデザイナーとして参加し『Android Experiments OBJECT賞』受賞。

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