オンライン開催となったアグリビジネス創出フェア2020
2020年11月11日から3日間開催のアグリビジネス創出フェア2020に出展の山梨大学さまの広告をサポートさせていただきました。弊社も広告プロモーションとして参加するのは2016年から4回目となります。
今年は新型コロナウィルス感染拡大防止の観点から会場展示開催を取り止め、オンライン開催へ変更されました。
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モモせん孔細菌病の被害を最小限にするプロジェクトとは
ドローンを使った画像認識システムの構築
山梨大学工学部の小谷信司教授らが研究を行なっている、ドローンとスマートグラスを利用した耕種的防除法で、効率的にモモせん孔細菌病の被害からモモを守るプロジェクトです。
耕種的防除を行うためには、被害状況を確認することが必要です。桃の木の上部は目が届かず、確認するためには、脚立や昇降機が必要になりますが、農家の方の高齢化により脚立や昇降機での重大な事故が発生しています。さらに、熟練した農家さんの減少により、耕種的防除が完全に行われていないのが現状です。
高所の枝、葉、幼果の被害状況の確認のため、さらには熟練した農家さんでなくとも被害箇所を自動的に検出することができるように、マルチスペクトルカメラを搭載したドローンと超高精細カメラを搭載したドローンによる撮影画像、圃場内に設置した気象ステーションのデータ、各種統計データを基にした地理情報システムを構築し、被害を最小限にとどめることを目的としたプロジェクトです。
スマートグラスによる病斑検出装置の開発
画像解析装置により病斑部位を検出し、形式知化された豊橋式切除技術を基に、切除箇所をスマートグラス上に表示する病斑検出装置を開発。これにより、熟練農家でなくとも適切な病斑切除が可能となり、的確な耕種的防除を支援し、新規参入のモモ農家の離脱を防ぎます。
スマートグラスには、検出した病斑部位を表示し(青枠:病斑部位、黄数字:病斑の大きさ)、適切な切除箇所(赤矢印)を示します。スマートグラスを用いることで、確認しながらの作業が可能となり、見落としや切除忘れを防ぐことができます。
クラウドファンディングで研究費を募り実現
新型コロナの感染拡大の影響により、大学での研究費を確保することが困難な状況の中、クラウドファンディングに挑戦し、150万円以上の研究資金を集め実現させたプロジェクトです。クラウドファンディング時の様子は下記からご覧いただけます。
担当したプロモーション映像と資料デザイン
弊社では、研究をより広く理解し知っていただくためのプロモーション用映像と、資料デザインを担当させていただきました。
当初の予定では、ブースの3Dデザインを含めプロデュースさせていただくはずでしたが、今回の新型コロナウイルスの感染拡大により、オンライン開催となってしまいました。研究の成果や、スマートグラスでの体験、ブースデザインなど、直接みていただく機会がなくなってしまったのは残念ですが、こちらのプロモーション映像含め、多くの方に知っていただけるきっかけとなれれば幸いです。
紹介資料のダウンロードはこちらから
せん孔細菌病の被害拡大を最小限にするための研究、3つの挑戦を資料にまとめさせていただきました。
1.モモのせん孔細菌病に関する地理情報システム(GIS)の構築
2.画像解析装置とスマートグラスによる病斑検出装置の開発
3.PCR検査を利用したモモせん孔細菌病斑検出の高精度化
日本のモモを守るために
小谷教授は以前約3年間、目視検査では100%検出することは難しい、輸出桃のモモシンクイガの幼虫による食害をX線を利用し検出する、モモシンクイガ被害果検出システムの研究開発に取り組まれていました。弊社も、アプリ開発やプロダクトデザイン、広告プロモーションで参加させていただきました。
今回の研究も含め、日本のモモ農家を守る大切な研究でありそれを少しでもサポートさせていただいていることを光栄に思います。また、撮影に協力していただいた附属農場の方々に深く感謝いたします。
過去の広告プロモーション実施例
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