マスクを付けたままiPhoneの「Face IDのロックを解除したい
新型コロナウイルスの蔓延に伴い、世界的にマスクの着用が普及しました。そこで困るのが、マスクを付けたままiPhoneの「Face ID」のロックをスムーズに解除できないことです。
3月に中国のセキュリティ研究者によって報告された、マスクを外さずに顔認証ができるようにする方法を実際に試してみました。
Face IDへ登録の仕方
STEP1
マスクを半分に折りたたんだ状態で、顔に当てたままにする(片耳にのみゴムをかけました)。顔の4分の1はマスクで隠した状態です。片方の手でマスクの下の方を抑えるようにしました。
STEP2
顔認証登録が始まったら、Face IDに顔を登録します。この時、マスクが顔の半分以上にかかっているとうまく登録できないので、少しだけ中心からずらすようにします。「顔の認証が妨げられています」と表示された場合は、マスクを顔の中心から少しずつゆっくりと離すようにしてみてください。
登録する上でのコツ
ここで実際登録してみて感じたコツは、うまく鼻先と唇の半分を覆うこと、そして鼻先を隠しすぎないことの2点です。ここのバランスが少し難しいかもしれません。
あと、指だけではマスクが適当な位置に固定しにくかったので裏側をテープで固定しました。
マスクをしたままFace IDのロックが解除されるかテスト
解除されるまで2、3回の再登録が必要だった
登録完了後に、完全にマスクをした状態で試してみました。最初の2、3回は失敗しましたが、4回目以降は無事ロックを解除することができました。いつも通り、マスクをしていない状態でも解除することができます。
これが正規の方法ではない
上記の方法で登録が上手く行けば、iPhoneのFace IDを使うためにマスクを外す必要は無くなっていくかもしれません。
※マスクの付け方や素材によって100%解除されるわけではないようです。
もちろんこれは正規のFace IDを解除する方法ではありません。Face IDは本来目・鼻・口が見える状態で機能するように設計されています。このようなマスクが必須となる状況の中で発見された、Face IDの認証を掻い潜った一つの方法でしかありません。
指紋認証のTouch IDの復活もささやかれていますが、マスクが世界的に普及した中で今後iPhoneのロック解除がどうなっていくのかも注目していきたいです。