講義のテーマは「GitHubを使ったチーム開発」
弊社CTO清水が、2021年11月26日に山梨大学さまにおきまして、「2021年度 ソフトウェア開発プロジェクト実習II」として、GitHubを使ったチーム開発をテーマとした講義をさせていただきました。
工学部コンピュータ理工学科の学生に向けたこの講義は、11月と12月の全2回を予定していています。
「チーム開発」実習の進め方として
本実習ではグループワークを中心とし、グループ毎でコミュニケーションをとりながら進める
・「Djangoによるwebアプリケーション開発」回で作成したアプリケーションを使用し、各グループで機能を追加していく
・ 与えられた課題について自主的に学習し、問題解決はグループ毎で行う
・ グループでトラブルが発生し、問題解決が困難な場合はグループリーダーが講師にヘルプを求めてもよい
・GitHubを使ったプログラム開発の流れ(GitHub Flow)
・Gitの操作、プルリクエストの作成
・コードレビューの進め方
GitHubとは
GitHubとは、Gitの仕組みを利用してバージョン管理を行なうことができるソフトウェア開発のプラットフォームです。GitHub上にソースコードをホスティングすることで世界中の開発者と一緒にコードのレビューを行ったり、プロジェクトの管理をしながら、ソフトウェアの開発を行うことができます。
GitHubを使ったプログラム開発の基本から
まずは、「ローカルリポジトリ作成」や「ブランチ」について、master ブランチをリモートにプッシュしClone後にローカルリポジトリで開発をすすめていくなど開発の流れから説明していきます。「Pull request」やレビューの仕方など基本的なフローに真剣に耳を傾けて聞いている学生さんの眼差しがとても好印象でした。
・GitHub 機能説明
・shoppinglist アプリケーションの機能追加
お伝えしたかったこと
・チームで1つのアプリケーションを改善するという課題を通して、チーム開発をする上でのGit運用の工夫どころ
・チーム内でのコミュニケーションやメンバー同士のサポートが重要であること
講義を終えて感じたこととして
・チームメンバー同士でコミュニケーションをとり、協力しながら課題に取り組んでいる姿勢がとても頼もしい
・次回は各チームで開発が進んでいると思われるので、チーム開発で困ったところをヒアリングし、アドバイスできるところがあればしていきたい
学生たちがこれまでの授業の中でチーム開発してきたアプリケーションを改善するため、GitHubの活用方法を説明しました。演習時間にはリードプログラマを中心にして、チーム内でコミュニケーションをとりながら作業を進める学生たち。作業を済ませたチームの学生が他の行き詰まっているチームにアドバイスする姿も目にしたりと、学生の頼もしさを感じられる場面がありました。
まとめ
初回の内容では、基礎的なGitHubにおけるチームでのリポジトリの使い方から、プルリクエストについて、またレコードの追加、表示、変更、削除のビューを追加などの説明までお伝えしました。
学生たちが今後、実際に使うケースやイメージが少しでもできるようになってもらえ、有意義な時間だったと感じてもらえていれば幸いです。
講師として、学生から学べることも多くあると本日の授業から感じられました。この2回の講義を通して、学生たちが開発における問題に対し、チームで解決していく力を伸ばせるようにしたいと思っています。
次回は12月03日(金)に「Git 活用、品質を上げるための工夫」というテーマで行う予定です。帰りのキャンパス内、紅葉した葉も落ちすっかり冬の到来を感じたりしました。
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