知られていないけど意外と便利なリマインダーアプリ
iPhoneに標準搭載されている「リマインダー」アプリ。スケジュールのタスク管理など、やらなければならないタスクを登録しておくと通知してくれる便利なアプリです。2019年にリリースされた「iOS 13」では全面的にリニューアルし、より多くの機能が加わりました。しかし、その存在は知っているものの、いまいち使い方がわからず使っていないという人も多いのではないでしょうか?実はこのアプリ、シンプルながらもとても便利な機能が備わっているのです!
今回は、「リマインダーは使ったことがないけど何に使えるの?」という方から「日頃リマインダーを活用しているよ」という方にまで役に立つよう、基本的な使い方から新型コロナウイルスの影響下での便利な活用法までご紹介していきたいと思います。
基本的に何ができるの?
そもそもリマインダーとはどのようなアプリなのでしょうか。一言で説明すると、「やらなければならないことを『リマインド(思い出させる)』してくれるアプリ」です。忘れ物チェックやルーチンワーク、薬の服用やゴミ出しなど様々なタスクをリマインド登録することができます。
リマインダーの基本的な使い方
★指定した日時でタスクを通知する
基本は「リスト」を作成し、そのリストの中に個別のタスクを登録していきます。タスクには詳細なメモを入れたり、通知する日時・繰り返しの設定ができたりします。
★指定場所で通知する
リマインダーはタスクを「指定した場所」に紐づけて通知する機能も備えています。例えば、お店に寄って買い物をする場合は、タスクを「〇〇店に近づいた時に通知する」ことができるのです。またタスクの通知は到着時だけでなく出発時にも可能なため、自宅から出発した際に「忘れ物がないか」「○○さんに電話をしたか」など、そうした日々のタスクを効率的に管理することができます。場所に紐づけて通知する機能を使えば、ベストなタイミングでタスクを思い出したり意識したりすることができます。
新型コロナウイルス対策としてのリマインダー活用法
リマインダーの「指定場所で通知する」を利用し、自分のコロナウイルス対策の一つとしてやってみたことは以下になります。
・帰宅した時を想定し、自宅に近づいたら手洗い・うがいを行うように通知する
・どうしても外出しなければいけない場合、自宅から出発した際にソーシャルディスタンスを意識させる通知
・会社やお店に行かなければならない場合、目的地に近づいたら手のアルコール消毒を自分に促す通知
「手洗い・うがい」などは最低限の対策として当たり前のことですが、念には念を。1回でも忘れてしまったことで自分やまわりに被害が出ないよう、リスクを少しでも減らすための意識ができればと考えました。
リマインダーの設定はとても簡単!
1.リストを追加からリスト名やアイコン、色を設定(今回はコロナウイルス対策としました)
2.リストの中に「+新規リマインダー」からタスクを追加(手洗いをしよう!・ソーシャルディスタンス意識!など)
3.タスクの名前と詳細を入力(日時や、繰り返し設定、指定場所などを設定)
以上が基本的な流れとなります。
場所の指定と範囲指定
リマインド通知をしたい場所は、現在地はもちろん、住所・建物名を入力することで候補が表示され登録することができます。これで「自宅への到着時」「会社からの出発時」など自分に合った様々なパターンを登録しておくことができますね。場所に対する到着時・出発時の設定に加え、指定場所からの距離範囲指定といった細かい設定も可能です。「〇〇から半径200m内への到着時」などの指定もでき、活用の幅が広がりそうです。
シンプルで使いやすいリマインダー、用途は様々
使ってみると分かりますが、iPhoneのリマインダーはシンプルかつ動作も軽快。気軽に使いやすいアプリです。
これまで実はあまり積極的に使用していませんでしたが、忘れがちなタスクを通知してくれる便利さはもとより、使い方次第で様々な活用方法が考えられることが分かりました。今は「手洗い・うがい」など、新型コロナウイルス対策として意識的にやるべきタスクをリマインダーに登録しておけば、身のまわりに起きうるリスクを少しでも減らす行動をとることができます。
この機会に、あなたなりのリマインダー活用法を考えてみてはいかがでしょうか?